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部屋とYシャツとわらG

部屋とYシャツとわらG

小学部5年生 1学期

2009/05/22

足がつる 「ひとり言・・?(111297)」 [ 最近のことの日記 ]
 全然報告してないけど、仕事は結構順調で、Sもまあまあ順調(笑)です。

 ずっと忙しいせいか、ここのところ特に暑いせいか、帰宅して2階への階段を上っていると毎日足がつりそうになる…。

 ギリギリでふくらはぎを押さえても、また翌日も…。

 本日体育科からのアドバイスによりポカリスウェットを大量補給した(笑)けど、それ以上に特学の体育でやったバスケットの疲れの方が大きいと思われるのだが…。

 明日、Sは運動会。例年600名くらい生徒とOBと保護者が集まるということで、「見学者は全員マスク着用!」というおたっしが出た(笑)。

 なお、指導上の都合で先生たちはマスクをしていません(まちがいなく自閉っ子が混乱するからだろうと思われる)…という話が昨日出た通知文に書いてあって笑った。

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2009/06/08

副籍交流 「障害児と生きる日常(52174)」 [ 最近のことの日記 ]
 今年度初めて、副籍校(3年生まで通っていた小学校)に交流に行った。支援学級の授業に参加して、給食は通常級で食べる…という形。

 前日寝たのが午前2時頃?…という親より遅い時刻だったため、睡眠不足&便秘での参加となり、朝から半べそ。それでも1時間目をなんとか乗り切ると、2時間目の体育は大はしゃぎ。平均台を渡るのを楽しんだり、自由時間は大きなボールをみんなと奪い合ったり、大興奮していた。

 中休みは小雨の中、外へ。ブランコとかすべり台とか一つまちがうと水たまりでずぶぬれ…という遊具でばかり遊ぶのでヒヤヒヤ。なんせSは、濡れるとすぐに脱ぐ男…そのぬぎっぷりは酔った草なぎ君以上だ。それを必死で見守っているのに、なぜか以前から低学年の子に先生とまちがえられる私は、「これ上げて」と一輪車の高さ調節をさせられたり、「あのね、○○君がね」とか話しかけられてむげにもできずに忙しい(笑)。

 無事に服を着たまま3時間目を迎える。3時間目国語は個別学習。なぜかこれは引率者の父(私)とやることが暗黙の了解となっている。交流に来る日はできれば全体授業にして欲しいんだけど…。Sにあった課題をたくさん用意してもらっているわけではないので、引き延ばしてダラダラとやっていてもすぐに終わってしまい、暇な時間に…。やっと3時間目が終わったが4時間目算数も個別学習(泣)。2巡目の教材に入ったがものの10分で終わってしまい、Sも退屈な時間をもてあまし、「ねむいし、不機嫌だし、いっちょ泣くか!」というムードになってきた。

 すると、昔の泣き場所(在学時の避難場所、支援学級職員室のソファ)に自分で行って、どこからか昔懐かしいタオルケット(泣く時にくるまる)まで自分で探し出してきて、横になっていた(笑)。早めに準備して大泣きしないのは成長か…。

 その後、復活して5年生の教室へ給食交流に。クラス替えの後初めてのせいか最初は泣きが入ったが、席に案内してもらったり、知っている子が笑顔でかまってくれたり、なぐさめてもらっているうちに機嫌がよくなり、フライングで食べ始めた。あいにく苦手な豆腐がメインの麻婆豆腐は食べず、シュウマイ2個(1個は私の)と,びわの「皮」だけを食べ、後は持ち込みの米せんべいを食べた。そのまま、5年生の教室掃除に参加。ここは、ほうきがはいた後、みんなが列になってぞうきんがけをするのでわかりやすかったようで、Sも嬉々として後を付いていく。ぞうきんがけ、実は上手なのだが、今まですぐに飽きていたのが、今日はみんなと同じ時間やることができた。まわりは驚いていないけど、実はこれは相当びっくりの事件だ。

 5時間目は支援学級に戻って理科の授業。すでにすっかりやる気なしで、離席しては花をちぎりにいったり、砂鉄の実験はこぼしたりなめようとしたり…怒られて自席で紙ちぎりをして過ごすことになった。してやったりで満足そう…。

 家に帰ると3時前。ばあちゃんに昼食を作れと要求するかのようにキッチンテーブルの前に着席し、食事をたくさん食べてから爆睡。生活リズムがひどいことになっている…。

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2009/06/08

副籍交流その2 「自分らしい生き方・お仕事(183388)」 [ 最近のことの日記 ]
 実は、今年度の副籍交流で気が楽なのが、交流先の通常級の担任が、幸運なことになんと自分の教え子!

 所属学年とは違ったのだが、野球部での教え子で、むしろ3年間みっちりのつきあいがあった存在。さらに彼は中学時代のあだ名が「先生」という男。たぶん、当時から人間的に私は負けていたかも(笑)。

 昨年度の密室での談合(笑)により、もしこの学年に来たら副籍担任よろしくと本人や他の先生にも頼んでおいたので、「幸運にも」というのはちょっと厚かましい表現で、「策略通り」なのである。

 もしなったら、毎回「ここはこうした方がいい」とか「これはよかった」とか「指導します」という口約束をしていたので、今日はがんばってそれを果たした…つもりが昨年までのたまっていたことの訴えになってしまったかも…。でも、これまでの様子がわかるし、自分でもよく書けたなあ(笑)という文章になった。

 ということで、日記用に打ち直すのも大変なので、彼に送ったそのメールを記録として掲載。原文から固有名詞を抜いたもの。…最近このパターン多いけど、自分が書いた文章だからまあいいか。

(引用始)

今日はどうもありがとうございました! とても過ごしやすかったです。
実は睡眠不足(前日興奮したのか午前2時頃?就寝)と便秘という最悪な状況での参加だったので給食交流は心配だったのですが、まわりのみんなの対応がとてもよかったのでなんとかご機嫌で過ごせたようです。

お世話になる側からいうのも失礼ですが(笑)、今後の他の児童との同じような交流の機会のために一言二言を…。

<よかったことその1>
席が決まっていて、ちゃんとイスが2人分あったこと。本人が来てからジャンケンしたりバタバタされるとその間にイヤになるようです。過去には班決めしている間に私が自分で他の教室からパイプイスを探して持ってきたようなことも(泣)。自分の席がこことわかってまずは一度座ると安心するようです(といいつつまた離席はするんだけど)。また、それを他の子が案内してくれたのもよかったです。

<よかったことその2>
みんなが「一緒にすごそうね、よく来たね」という温かい目で見てくれていたこと。
それでいてかまいすぎずに、泣きそうな感じだとそっとしたり、優しく声をかけてくれたりだったので、普通なら大泣きなモードだったのに立ち直って食べていました。
やっぱり前もって担任から何かを話してくれているかどうかで全然違うと思うので、そのあたり、さすがは中学時代から「M先生」と呼ばれた男だなあ…と感心。

<よかったことその3>
大泣きしそうなので気分転換に散歩をしている間に、給食を代わりに作ってもらえたこと。機嫌がよければみんなと列に並びたいけど、それがかなわない時に臨機応変にやってもらい、しかも忘れられなかった(笑)ので助かりました。過去には忘れられて、最後に2人分作ろうとしたら足りなくて、大人の私のも、ないおかずがあったり、あってもほんの少し…ということがありました。在学時と違い、給食費は1食分をみんなより割高で払っているので、このあたりはトラブルの元ですよね。その時は、これで、A市の給食がもっとおいしかったら…暴れるところでした…。

誰かをほめるとどうしても誰かの悪口みたいになってしまうのですが、こういう形で来ると、学級の様子がよくわかります。2年の時は、こっちも泣きに行ってるようなものだったけど、まだまわりも育ってなかったからあまり近づけず。3年の時は定期的に週2回?くらい行っていたので、かなりなじめました。また担任がいろいろと臨機応変にやってくれて(お気に入りのボンボンを運動会後も残したり、誕生月の表に入れてくれたり、おかわりルールも配慮してもらったり)、いいムードを作ってもらったので、迎えに来てもらったり、中休みにも教室で遊んだりと充実しました。優秀な付き人(I.Tさん)がいたのも大きかったですが。

4年の時に、転学してもこのイメージが残ったまま交流を…と思っていたのに、謎の人事により担任が替わったのでクラスもまたバタバタに…どうしても全体のムードがキリキリしているとそれが伝わるようで、落ち着きませんでした。担任も初めてだからしょうがないんだけど、経験だけじゃなくてセンスというか…こっちに任せすぎの部分があったり、行くと「あれ、今日来るんだったんだ…」と学年中の子が驚いていたり(笑)、掃除が成り立っていないからこちらも手伝いようがなかったり…モンスター副籍ペアレントと化しそうでした(爆)。

そんなこともあって、最後の2年間はぜひ…と思っていたのでうれしかったし、期待通りでした。逆にM先生が普通にやっていることをマニュアル化して残しておくと、今後誰か他の児童を受け入れる初めての担任の先生…とかが楽になるかなあと思いました。もちろん、マニュアル通りではなくて、目の前のその子にあった支援をすることが一番大事なんだけど、最低ラインというかそういうのが広まると行く人も迎える人もお互いに過ごしやすいだろうなあと思いました。うちのケースをどこでどう発表してもいいですよ(笑)。

ということでまたお世話になります。1学期中にもう1回、6月○日か7月○日当たりをねらっています。 (引用終)

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2009/07/06

Sの調理実習 「障害児と生きる日常(52174)」 [ 最近のことの日記 ]

先週はSの学校の授業参観週間。

テスト制作・採点・成績処理と一番忙しい週とぶつかっていたので、なんとか30分だけ見学した。

授業は、調理実習。 メニューはピザトースト?的なもの。

自閉軍団を刺激しないように廊下から見ていた。

遠くに見える息子Sは、 包丁を右手に持ってなにやら切っている。

左手は遊んでいて、先生が代わりに押さえている。

結構心配…頼むから先生の手を切らないでくれ…

と思っていたら、肌色っぽいものが切れてコロンと転げたのだ!

ああ!

と緊張したが転げたのは皮なしウィンナーだった(安堵)。

その後もまあまあ言うとおりに切っていたようだ。


今回特筆すべきは、この自閉クラスのみなさんのマスクについて。

Sは今まではたぶんしていなかった。着けてすぐに捨てるからか、汚れずに返ってくる(笑)。

「おー、できるようになったのかー」と感心して見ると、Sはマスクの上部を少しかんでいる。

他の子を見ると、下部をかんでいる子、あごを守っている子、すでにない子…普通につけているのは6名中1名。


さて、我が息子Sのその後は、いつのまにかマスクが上部も下部も口に入っている。

遠くから見ると、まるで「さるぐつわ」をされているかのような状態。

今、お客さんが見ると、「あら、あの子、おしゃべりだからって口にあんなのされてかわいそうに」とでも言われそうである。

が、時間の経過と共に、見えるのは「ひも」だけとなり、マスクのすべてが口の中でもぐもぐされていた。ガム…のようだ。

さて、Sのクラスのメンバー構成は、ふとっちょ親分とふとっちょ子分とちょろちょろ子分Sが同じツッパリグループ(笑)の生徒。
あとは学級委員グループの2名とマドンナ1名(見た目はともかくクラス内の位置づけは三原じゅんこ)。
そういうキャラ設定を勝手にして楽しんでいる。

ピザトーストを作っていたのだが、ふとっちょ親分は、すきをついてミニトマトをぱくり!
私が見ているとは気がつかずに先生の目を盗んでの作戦成功にニンマリ(笑)
しばらくしてふとっちょ子分も、テーブルに落ちたチーズをぱくり!
こちらは先生に見つかって苦笑い。
その横で口を動かすちょろちょろ子分の息子S。
「あいつ何をつまみ食い…」と思って見ていると、ペッとやった時に…マスクが出てきた(笑)。

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2009/07/06

副籍交流 「障害児と生きる日常(52174)」 [ 最近のことの日記 ]
先日、1学期2回目の副籍交流に出かけた。

前日に昼寝をしすぎて、夜中の2時までハイテンション。4時間程度の睡眠で参加。

雨のため児童集会はテレビ。影絵クイズはおもしろかったが、Sはじっとテレビを見ていないのでうろうろ。

朝の運動は、雨天のため室内メニュー。ろうかでローラーを転がす。ちょうどぞうきんがけのようなスタイルで校舎を1往復。一人、フライングをして意気揚々と進んでいく…が途中の職員室に侵入。追いついて、ろうかにもどすと、今度は保健室に侵入。やっと端まで行かせると帰りはまっすぐ戻った。

その後は3階までの階段の往復。階ごとに先生がいるので促されながらとぼとぼ歩く。そのうちペースが上がってよく走っていた。5往復くらい。

国語の時間は個別学習。先生が用意してくれたペグ刺しや線をなぞるプリントをあったいう間に終わらせ、家から持参したプリントもやり方無視で適当に終わらせ、やや早めにくつろぐ。

あいにくの雨でプールは中止。これに合わせて来ていただけにがっくり。残念そうに水着ケースをさわったり顔を着けたりしていた。でもそれは、ビニール製のプリキュアの他の人のヤツです…。

体育の時間は、平均台遊び。チームに分かれて、4本くらいつないだ平均台の両側から進んで、出会ったらジャンケン勝負。平均台は余裕だが、ジャンケンは苦手。謎の3本指チョキで(4本目も半分出ている)先生がその都度臨機応変に判断してくれて、結構前に進んだ。

しかし、本当は端っこまで行きたいのに途中でおろされることに理不尽を感じてかご機嫌斜めに。(そういうゲームなのだが)

残り時間の自由ボール遊びの時間には、大きなボールにのってくつろいだ。

調理の時間はポテトピザ。父と一緒にゆでたジャガイモを包丁で切った。待つ間の手持ちぶさた解消は…ゆでてむかれたジャガイモの皮…そのままなめたりかじったり。見てるとうまそうに見えるのか、他の子も手を出してくるが、一口食べてはもうイヤになる(笑)。2枚目以降を取って食べるのは、何でも皮好きのSだけである。
しかし、いざピザを食べる段になると、コーンを数粒つまんだだけで終了。

お昼は、5年○組(教え子のM君学級)の給食交流へ。みんなに声をかけられて上機嫌。しかし、あまり食べるものがなく、パンの皮2人分とアメリカンドッグの皮を少しと持ち込みの米せんべいのみ。それでも泣かずにおとなしく参加できた。

掃除時間はその5年○組の教室ぞうきんがけのお手伝い。朝のローラーと同じ動きのせいか今回はあまりのらず。急に何かを思い出したのか、幼稚園時代によく手をつないでもらっていた女の子(先生が用事のある時に預けていた)の両手を取って飛び跳ねてアピール。女の子は固まっていた。

そこからまた何かを思い出したのか、もう1名幼稚園からの知り合いの男の子に近寄って、目の前で胸を叩く「ゴリラポーズ」。「掃除さぼってるからSちゃんが怒ってるよ」と担任のM先生にうまいこと言われていた。

拭き掃除をやらせすぎたせいか、帰る頃には不機嫌になり、階段の踊り場で寝ころんで号泣。支援学級の教室までもどして、職員室の泣き場所(ソファ)に寝せると落ち着いた。

まだしばらくソファにいていいのに、短時間復帰で、サッカーゲーム(人形を動かすヤツ)をやっている所に登場。ボールを手で取ったり、人形を手で動かして邪魔した後、普通の操作も気に入ったのか、ゴールキーパーを動かす役をやっていた。適当にやったのが偶然ゴールを守ったりして…それなりに楽しんでいた。

サッカーゲームがこわれたので(Sのせいではない)、その壊れたところを私が修理していると、その間に、いなくなった…と思ったら、となりのグループでドミノ倒しの積み木を並べていた級友(これも数少ない幼稚園時代の知り合い)の所に行き、いきなりさわって破壊。

昔からなかなか乱暴者だった彼(笑)に、数秒のうちに頭をひっぱたかれて、頭を押さえつけられて…号泣。
その彼は朝から一日中、気を遣って声をかけてくれるのだが、しつこさがイヤなのもあるのか、天敵になりつつある…。もしかしたら副籍交流、支援学級にいる時より通常級にいる時の方が落ち着いていられるかも。

5時間目は内容的に参加が難しそうだったり(ソーシャルトレーニング?)、お腹も空いて不機嫌が予想されたので、昼休みで終わりにして下校。

家に帰ると、ご飯を食べてから?爆睡? 実は疲れて私の方が先に寝ていたので詳細はわからず…。

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2009/07/13

マグロ 「障害児と生きる日常(52174)」 [ 最近のことの日記 ]
下関に帰省した数年前から徐々に「おさしみ」づいている少年S。
関東地方にいる時はもっぱら「マグロ好き」である。

お昼の定食を「和み亭」(ワタミチェーン)で食べたのが気に入っていたようで、2週間ぶりにその店が併置されているスーパーに行ったところ、やたらと張り切って歩く!

駐車場から降りると途中の寄り道を許さず(笑)、ぐいぐいと人の手を引っ張って歩いていく。実はその店でお昼を食べる予定にすでになっていたのだが、前回、駐車場からスーパーへの連絡橋を渡って、2階から駅のコンコースに出て、また下の連絡橋を渡って…と遠回りをしてしまったので今回は近道をしよう…とするのだが、「前回の店に行きたい」と強く願うSがそれを許さない(笑)。

曲がろうとしても、前回の道に無理矢理に引き戻すのだ。おかげで、また遠回りをしてその店に到着…。

ちなみにお目当ては、刺身定食だけではなく、いきなりの「かき氷」である。

いきなり最初に食べることを許すのは、「デザートなんか最初に食べるもんじゃありません、ごはんが入らなくなるでしょ」なんて常識が通用しないSは、まずかき氷を食べるとご機嫌よく、なぜか食欲増進するのである。

この日もよく食べた。Sが残したものを食べようと夫婦で取った刺身定食とにぎり寿司定食のいいところをほとんどを平らげたのであった。おかげでご飯と酢飯とうどんのみを残された私たちは後から鳥の唐揚げなどの単品を追加しておかずにするのだが、なぜか私を「ライバル視」するS(他の人は僕が食べると譲るけど、こいつだけは油断ならない…と思って警戒しているらしい)はそれにも手を出すのであった。

こうして昼食を終えて、スーパーに買い物に行った。
買い物の際は、いつもカートを使い、前にS、後ろに私がついてカートを押し、S母が商品を取ってくる。その間、カートはゆっくり前進しながらウロウロするのだが…この日はSの直進パワーがすごくて、ちょっとチョコレート見ようかななんて思っても曲がれないのだ。

そして、店の奥まで進むと私の両腕をくぐり抜け、お寿司コーナーへ。マグロ3種盛りなる780円の高価な詰め合わせを「がしっ」と両手で握り離さないのだ!

さっきの店ではマグロが2つくらいで足らなかったのか(笑)、それにしても見事なアピールだったので、買うことにした。これだけあれば私の口にもマグロが入るだろう…と思いつつも前回じいちゃんと二人ですべて食べたSの行動を思い出し、念のために「ネギトロ丼用のねったもの」も買っておいた。

朝から出かけて疲れた私は家に帰って爆睡。みんなより遅めの夕食に下の階へ降りると…Sの活躍で3種盛りは既になし。そして目の前でネギトロがすべてなくなっていく。

義母の目もありSから奪いとれなかった私(笑)は、買ったパックのシラスで「しらす丼?」
を食べるしかなかった…。


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